命の洗濯・パラオダイビング

■パラオ・コロール島 2004.11



LUKES(ルーカス)==北緯6度56分、東経134度12分に存在する幻のダイビングスポット。
反赤道海流の足元、ペリリュー島とアンガウル島の間に位置するその場所は、全長2.5kmの「隠れ根」が南西から北東に走る。根の一番浅いところは18mだが、周りはすぐに300mまで落込むその地形は魚たちにとって、まさに大洋のオアシス。
大型回遊魚からカジキまでダイバーの夢とされる全てのチャンスを凝縮させたファイナルスポット。
全ての存在を否定するその流れは、未だ大型のサンゴが発生を許さない水底から容易に想像できる。
「流れ」とはここに流れる潮のことを言うのだろう。
(↑以上、デイドリーム パラオから抜粋)

「今度のパラオは普通のツアーじゃないぞ、幻のポイント「ルーカス」だ。ここはクジラも、イルカも、カジキマグロも、でかいサメも、ありとあらゆるものが見られるぞ、ダイバーとして最高だろ」と神原さん。こう言われたら誰だって興味が湧くに決まってる。
期待と不安でいっぱいのルーカスでしたが大型の魚も出なかったしビビっていた「流れ」も大した事は無かった。しかしマジでサメに食われなくて良かった。今になってみたら無事に帰ってこれたので、それはそれで良しです。だってこの先まだまだチャンスは沢山あるのだ。自然相手のギャンブルダイビングに文句を付けるほど私も子供じゃありません。ちなみにビデオは持って行きましたがビビッていたので幻のルーカスの映像は何も撮れていません。しかも色を補正するフィルター無くしました。最終日の様子は全て青っぽい映像です。しかも海用と陸用のデジカメも忘れてしまったので写真は一緒だった落合さんとルーカスツアーで知り合ったサトウさんから頂いた写真、後は、そこらからパクってきたものです。。では、楽しかった旅行を振り返ってみましょう♪

11/19 成田〜まずグアムへ。ここで4時間の乗り継ぎ待ち時間があるのですがバカみたいに空港でボーっと待っているなんて勿体無い!グアムに入国しタクシーでヒルトンホテルに直行。
ホテルのフロントを素通りして目の前のビーチで素潜りです。何キロも遠浅のビーチですが赤だの青だの魚がいっぱい。そしてホテルのシャワーを無断で使用し、さっさと空港へ。いよいよグアム〜パラオに。
着いたら夜の9時頃ですが、なんとはパラオ中が停電ですよ。空港まで真っ暗です。こんなこと日本では有り得ないでしょ?なんかイージーでいいわね南国はーと余裕でホテルに行きましたが(ホテルは自家発電で電気はセーフ)夕食どうすんの?街中真っ暗です。ハハハ。仕方なくホテルのマズイ中華レストランで我慢しました。でもいいのだー明日から夢のような日々か始まるのですから。

朝起きたらとんでもない晴天です。やっぱりね♪自慢ですが、おいら海外旅行の天気を外しません。。1本目はマンタ狙いで「ジャーマンチャネル」へ。するといきなり巨大なおたまじゃくし?のトラフザメに遭遇。すげーすげー!大人になったら超〜巨大カエルだよー!!興奮してたら水深40m付近にマンタ登場!!ダッシュで37mまで潜行。おおーーー嬉しいーーーうぅぅぅ。
ビデオに納めながら泣きました。前回のパラオでは出てくれなかったし、石垣島のマンタ映像は星野さんの手柄です。ようやく自分でマンタを撮れたわけです。しかも1本目でいきなりのお出ましですぜ。水面にあがり「なんて最高だーガイド君ありがとうーもう帰ってもいいぐらいー」と泣き叫んでいましたが、そうはいきません。次、ブルーコーナー。うーんイマイチ。3本目ショートドロップオフ。うーん普通。まぁマンタに遭えたので満足ですよ。初日の夜は地元ローカルに人気の中華レストランで宴会。明日からは神原チームとしばしお別れ。ルーカスチームの私とゆうこちゃん、暴れん坊の斉藤さんは未知の海に向けスクラム組んで乾杯です。

ルーカスに向け船はすごいスピードで走る走る。そしたら野生のイルカ達が歓迎してくれました。その数30匹くらい。すごい小さな赤ちゃんを連れた群れです。なので警戒心も強くちょっとしか遊んでくれませんでした。でもイルカに遭えて幸せ。
途中で海上警察に「ゆっくり走れ」と忠告受ける。何だよ!信号の無い海にスピードもクソもあっか!と思ったら、近くの海でアメリカの人気番組「サバイバー」の撮影をしているとの事。その島に波を立たせたくないんだって。その島丸ごとアメリカが買ったらしい。恐るべしアメリカ。しかし、この撮影のおかげでパラオに相当なお金が回っているんだって。それはいい事だ。どんどんお金を落として頂戴な。そういえば街にもアメリカ人が多かったなー。

そして着いた初めてのペリリュー島。人口700人の平和な島です。ほとんどジャングルです。宿泊するのはディドリームのスタッフ・モウイ君の実家。カワイイ猫とチビ犬が出迎えてくれました。平和すぎて警察がいないこの島ではトラックの荷台に乗って移動しました。風が気持ちいいのだー。聞こえてくるのは波の音と鳥の声だけです。明日のルーカス、もう何も見なくていいや。こんな時間を与えてもらって感謝です。いろんな色が混じった夕日を見ましたよ。オレンジ・赤・青・紺・紫・白・黄色とにかくいっぱいです。日本でもきっと見られるこの夕日の色、時間のたっぷり余った海外だから、きちんと心に沁みたのでしょう。

夕食はゴージャスなバーベキューと冷たいビールのオンパレード。さっき釣ったばかりの魚の刺身とスープ、そしてたっぷり身の詰まったヤシガニ・陸カニ(2年分くらい蟹を補給)・サラダに焼肉etc…あー幸せ。夜空を見上げりゃ星が降ってくる勢いです。なんてロマンチックなのだー。ですが、ここにはシャワーもありません。トイレは珍しい「ボットン便所」。刺されたらすごい腫れる蚊もいます。寝床はゴザの上、薄いシーツが掛け布団です。サバイバーの素質が無いと耐えられない生活ですが私達3人にはNO問題。サバイバーの斉藤さん、ゆうこちゃんは、なんと9時頃、寝てしまいましたよ。
酔っ払いの私は飲み続行で、いろんな雑誌に自分が撮った写真が使われちゃうカメラの達人、ディドリームの秋野さんから写真やビデオのレクチャーを受けられてラッキーな夜でした♪今後の私の映像&写真に皆様期待していてください。
ですが飲みすぎです。寝たの2時ですよ、で起きたの5時。早朝ダイビングだよ。ガーン。

何も出ませんでしたが早朝のルーカスは素晴らしく目の覚める青でした。そして私の顔は最高にブルー。島に戻る船で数時間前に飲んでいた焼酎を全部吐ききったのはいうまでもありません。ダイビングには飲みすぎ・寝不足は厳禁です。「高木さん、すごい【話し掛けないで】って顔してるね」とゆうこちゃんに指摘され「そうなの、話し掛けないで下さい・・・」正直はラクに生きられます。

そしてペリリュー・島内観光へ
360度海を見渡せるペリリュー島の展望台
(登るの大変、急な階段100段ほど。上がりきったその先にはブルーコーナーからセブンティアイランドを見渡せる素晴らしい景色が広がっています)
ボボイ君の木登り見学
(素手で高い木に登り、また隣の木に飛び移る。スゴイです)
地上に開いた穴にて淡水と海水が混ざったプール遊び
(水面まで3mくらい落下して入水。ビキニの人はおっぱいポロリです。冷たくて気持ちいいですがフィンが無いと泳げない私には拷問)
この島内観光は私にとって苦痛でした。飲みすぎ・寝不足でなければ、ちょっとは楽しかったかもしれませんね。というか山はどうでもいいのです。海に入りたい〜まぁこれもいい経験ですね。

そして待望の2本目はスーパードリフトダイビング♪イエローウォール〜ペリリューエクスプレス〜ペリリューコーナー〜もっと先へ〜と、3ポイントも通過しちゃったんですよ。1.8キロも流されたらしい。潜行から40分ほど過ぎた時、秋野さんの言うことを守らなかった私とゆうこちゃんは流れのキツイ方向に流され、結構なヘタレでしたね。だめだーもう追いつけないーこのまま流されるー誰か助けてくれーでも誰もいないーと涙目でした。もうダメです・・・諦めて流されよう・・・と思った瞬間、エキジット体制に入って助かりました。というか私達のヘタレ具合を見ていた秋野さんが私達の方向に流れてくれたんだと思う。身をもって知りました。もう二度とドロップオフの岩付近を泳ぐのはやめよう。ガイドさんのいうことはきちんと聞くもんです。

この日の夜は久しぶりに?神原さん達と合流。「ドラゴン亭」でナポレオンのガーリック炒めを食べながら、この貴重な体験を話し、前日寝不足の私は部屋での上映会の途中でグースカ寝てしまいました。

さぁ最後のダイビングです。飛行機の関係上、今日は1本しか潜れません。なので外すことの無いポイント・ブルーコーナーです。フィルター無くして映像が青くなってしまった以外は大満足です。魚いっぱい♪最後は斉藤さん&落合さん・安部さん&ボボイ君の華麗な水中ダンスシーンで締めくくりでした。
120%遊びたい私達は今度は釣りにGO。釣りも楽しかったけど、船長がサービスで途中ロックアイランドツアーや島上陸ツアーにも連れて行ってくれましたよ。なんたる親切。時間になると海の真ん中に白い道ができたりするの。そこを歩いて自分の足跡を振り返ると気分は南の島のルーシーそのもの。自然って素晴らしい〜神様ありがとうぅぅぅ。ってなもんです。

パラオの海には丸い島、尖った島、細長い島、といろんな形の島が点在してます。青い空、青い海、白い雲、緑の島々。うーん「絵」になる風景です。とにかく美しい。そこを猛スピードで通り抜ける。ゴーゴゴー

その「絵」をボーっと見てると凄く大切なものが見えたりします。こんもりと緑が茂った島の木の上には鳥が住んでいて、鳥は海で魚を捕って子供に与え、自分も食べてウンコして、それが木の栄養になる。落ちた木の葉は海に沈んでゆくんだけど小魚の栄養になる。その小魚を追って大きな魚がやってきます。それを私達は釣って今晩のおかずにするんだ。大自然が生み出した「大事な命」なんだから感謝して食べなくちゃダメだぞー。おっとやっぱりそこに行き着くのか?と我に返ります。
島も緑も木も魚も鳥も、たまにザーザー振ってくる忌々しい雨も、その「絵」の中にあるものは全てが大切で無駄なものは何も無い。道具がなければ魚も捕れない人間なんて、自然の中ではとっても無力でちっほけな存在です。ちっぽけなんだから余計な事は考えず「生きている」事を素直に感謝して楽しく暮らそう、と。

なんだーまたその話かよ。と自分でも呆れますが、私が南の島に来る理由はいつもこれです。やはり自然は素晴らしい。こうして心の洗濯をして日本に戻り、汚れたらまた洗濯に来る。楽しい洗濯人生です。

パラオ旅行の様子はそのうち編集されDVDになります。見たい方は私のうんちく付きで事務所でご覧いただけますので是非どうぞ♪